うつぎの料理ノート

日々の料理の記録。

初夏のスルメいか、あっさりゆで

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この時期に出てくるスルメいかが好きで見つけると買っておきます。釣り上げた船の上で冷凍したお刺身でも食べれるというもので、いかは冷凍しても味があまり変わらないそうで美味しいです。さばくのも簡単で、慣れると数分でできます。

今日は高山なおみさんの「今日のおかず」に載っていた茹でるレシピで作りました。茹でるコツは、いかを入れることで下がった温度は上げつつも沸き立たせないくらいの弱い火で、1分もしないくらい、色が変わって弾力が出たらすぐにあげます。これで歯ごたえがぷりぷりになります。

レシピではタレに生のワタを使うのですが、心配でしたので少し水を加えて小鍋で火を入れました。タレは二種類で、もうひとつのタレはレシピではすだちを使うのですが、ないのでかぼすの果汁を使いました。生姜のすりおろしは用意したものの味が強すぎたので結局使いませんでした。

ワタのタレもかぼすのタレもどちらも美味しいです。交互に味をかえて楽しんだり、ワタの方で食べてご飯をかき込んだり。至福です。

合わせたのはピーマンのまるごと味噌煮。肉厚のピーマンを買うといつもこれ。包丁も使わない簡単料理ですが、トロッと柔らかくなったピーマンがいつ食べても美味しい。

作り方は、ピーマン大1個のヘタを指で押し込みます。タネとヘタはそのままでOK。フライパンに油を熱しピーマンを焼く。焼き色がついたら角度をかえていき、全体に焼き色が付いたら、味噌小さじ1、酒小さじ1、水大さじ2を混ぜたものをかけて蓋をする。蓋は完全に閉まらなくても徐々に閉まっていく。弱火でしばらく煮る。ときどき返して全体がくたっとなるまで煮る。途中煮詰まって焦げないように水を足す。全体の色が変わってきたら出来上がり。ヘタは除いて、タネごと食べられます。私は蓋付きの小さなスキレットで作っています。

かぼすの果汁は、瓶詰めを毎年夏バテ防止に買うのですが、昨年のがひと瓶残っていたので開けました。大分の川崎かぼす農園というところのもので、とても美味しいです。真夏には水で割ってガブガブ飲みます。